苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

キリストが生きておられる

ガラテヤ2:19,20
19**,しかし私は、神に生きるために、律法によって律法に死にました。私はキリストとともに十字架につけられました。**
20**,もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。今私が肉において生きているいのちは、私を愛し、私のためにご自分を与えてくださった、神の御子に対する信仰によるのです。

 「キリストを模範として生きて行く」のでなく、キリストが私のうちに生きておられる。使徒パウロは、それをキリスト者の目指すべきある高い境地ではなく、キリスト者における一つの事実として述べているのが肝心な点である。その前提として、神に生きるために、律法によって律法に死に、キリストとともに十字架に付けられたことがあり、律法によってでなくキリストへの信仰によるということ。

 このガラテヤ書に関する、パウロ自身の最も丁寧な注釈はローマ7章6節から8章16節であろう。律法によって律法に死に、新しい御霊=神の御霊=キリストの御霊=子とする御霊によって生きるということ。

ローマ7:6
6,しかし今は、私たちは自分を縛っていた律法に死んだので、律法から解かれました。その結果、古い文字にはよらず、新しい御霊によって仕えているのです。

ローマ8:8‐16

8,肉のうちにある者は神を喜ばせることができません。
9,しかし、もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉のうちにではなく、御霊のうちにいるのです。もし、キリストの御霊を持っていない人がいれば、その人はキリストのものではありません。
10,キリストがあなたがたのうちにおられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、御霊が義のゆえにいのちとなっています。
11,イエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリストを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられるご自分の御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだも生かしてくださいます。
12,ですから、兄弟たちよ、私たちには義務があります。肉に従って生きなければならないという、肉に対する義務ではありません。
13,もし肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬことになります。しかし、もし御霊によってからだの行いを殺すなら、あなたがたは生きます。
14,神の御霊に導かれる人はみな、神の子どもです。
15,あなたがたは、人を再び恐怖に陥れる、奴隷の霊を受けたのではなく、子とする御霊を受けたのです。この御霊によって、私たちは「アバ、父」と叫びます。
16,御霊ご自身が、私たちの霊とともに、私たちが神の子どもであることを証ししてくださいます。