今朝の散歩は王子製紙の煙突を目ざしました。
苫小牧は王子製紙の城下町などと言われるんです。
王子様ですからねえ。
その昔、苫小牧は小さな漁村でした。土は火山灰地ですし、春から夏は濃霧が多くて日照が足りないので、農業不適地だからです。そして沼地が多い。けれども、森が豊かなので良い水があります。そこで広大な土地を二束三文で手に入れて、北海道の森林の木材で紙をつくろうということを始めたのが王子製紙なんだそうです。王子製紙は、鉄道を引いて木材を運び、発電施設を作り、水道を作り・・・と全部自前で作って製紙工場を稼働させたそうです。苫小牧工場は1908年スタート。巨大煙突が立つまでは、チップを硫酸で溶かすとかいうことで、町は悪臭がひどかったそうです。日本の新聞紙の四分の一はここで作られているとのこと。
200メートルの巨大煙突