新型コロナ肺炎に関して思ったこと。
医者は目の前の患者を助けるのが仕事でしょう。その中で感染の専門家といえば感染が広がらないことを考えるのが仕事です。いきおい医者の良心としては、一人でも病人にさせまいとして警戒レベルを高く引き上げるべしという発想をしますし、そういうものでしょう。
しかし、政治家の仕事というのは社会のありとあらゆる分野に関して、視野を広くもって、「最大多数の最大幸福」を実現できるように図ることです。政治家はその警戒レベルに持って行った結果がどうなるかということを、新型コロナ肺炎の患者、感染のことだけでなく、医師、看護師、学校、家庭、地域社会、経済、企業にどういう影響を及ぼすのかをよくよく勘案して、「最大多数の最大幸福」の実現のために的確な判断をして決断してゆかねばなりません。そのためには、個々の批判には頭を下げて耐え忍ばなければなりません。もし政治家までパニックに陥ったら、国民はパニックに陥って、犠牲者がたくさんでてしまいます。たいへんな知恵と勇気と忍耐が必要です。
高い地位にある人々のために祈らなければなりませんね。