苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン4月11日  主が、隣人と和らがせてくださる

箴言16章7節
ヱホバもし人の途を喜ばば その人の敵をも之と和がしむべし(文語訳)

人の道が主を喜ばせる時、主はその人の敵をもその人と和らがせられる。(口語訳)

【主】は、人の行いを喜ぶとき、その人の敵をも、その人と和らがせる。(新改訳)

主に喜ばれる道を歩む人を、主は敵と和解させてくださる。(新共同訳)

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 もう二十年以上も前、洗礼を受けてまもない一人の姉妹が泣きながら相談に来られた。彼女は就職したばかりだったが、職場の上司がことごとく彼女につらく当たるという。そこで、わたしは、「毎朝、その上司のために祝福を神様に祈ってから出勤するようになさい」と、お勧めした。彼女は素直な人で、その場でその上司の祝福を祈って帰っていった。
 半年後、にこにこ顔で彼女が報告に来られた。「あの人が、この間は、『あなたに相談ごとがあるの』と言って来て下さるようになりました。神様は不思議です。」ということだった。
 今日の箴言を読んで、あの出来事を思い出した。
「あなたをのろう者を祝福しなさい。あなたを侮辱する者のために祈りなさい。」(ルカ6:28)