メディア･リテラシーというカタカナ語をあちこちで目にする。調べてみると情報を正しく読み取り活用する能力ということだから、醜いカタカナ語を使わなくても情報読解活用力あるいは、たんに情報活用力といえばすむものを、と思う。こんなカタカナ語は英語国民にも日本人にも理解不能なわけだし・・。どうしても英語も伝えたいならば、「情報活用力media literacy」と表記すれば、日本人にも英語国民にも意味がある。
それは、おいといて、二年前の福島第一原発の破綻以来、マスメディアの何を信用すればよいのかわからなくなってしまった。というか、原発マネーに首まで、あるいは頭の先までどっぷりまみれているメディアの原発報道については、もともと信用できるわけがなかったのである。
昨日、東京日比谷で4万人規模の反原発デモが行われた。原発問題の扱いで各新聞社の財界に対する癒着度がわかるような気がする。東京（＝中日）はしっかり、毎日、朝日は少し報道した。読売は無視。日経と産経は、なんと原発輸出でいかに金儲けするかという記事をこの日にあえて載せている。この二紙は財界の広報紙状態。こういうふうに読み取るのも情報活用力media literacyというのかな。
参照 http://genpatsu.jh2.info/?&p=2
