昨晩は神学校で、神学生たちが教師たちとスタッフ家族を招いてくださって、クリスマス会がありました。賛美をささげ、神学生たちが作ってくれた美味しい食事をし、子どもたちもいっしょに楽しいゲームをしました。恒例の行事です。自分が東京基督神学校の神学生だった時は、こんな教師やスタッフに対する感謝の行事というのはせず、自分のことばっかり考えていたなあと、少し反省。こういうことも、北海道聖書学院の良いところでしょうね。
北海道聖書学院の紹介
HBIの信仰面での特徴は、「旧新約聖書66巻は信仰と生活の誤りのない唯一絶対の基準である」という聖書信仰に堅く立っていることです。混乱の時代に教えの風に振り回されず、しっかりと聖書の真理を説き明かす伝道者を養成することを目指します。
なお、日本同盟基督教団の認定校の一つで、3年生の卒業見込みで教団の補教師受験資格を得られます。
1.学びの面
聖書神学部門では、聖書を原語から釈義する訓練を受けることができます。ヘブル語・ギリシャ語、各書研究が充実しています。TCUの学部卒後、HBIに入学した神学生は、「HBIは小規模クラスなので、わからないことをその場でしっかり質問して学べる」と好評で、彼女はヘブル語での釈義のクラスが一番おもしろくなったとのこと。
組織神学部門は、聖書に啓示された諸真理を、啓示論、神論、人間論、キリスト論、聖霊論(救済論)、教会論、終末論というふうに体系的にまなぶものです。また、契約を軸に歴史的順序で神のご計画の全体を見通す契約神学についても学びます。ここでは神学的思考力・判断力を身に着けることができるように授業がされています。
教理史という科目は教義学部門と教会史を融合したものです。また、教理史という科目では、教会史の中で教理がどのような思想的背景があって展開してきたのかを学びます。現代の神学的傾向に対しても、教えの風に吹き回されることがなくなります。
歴史神学部門では西洋教会史、日本教会史、そして北海道キリスト教史を学ぶことができます。信仰の先輩たちの、福音宣教の戦い、教会形成の戦いを歴史性・具体性をもって学ぶことは、信仰の地力を養うことになります。
実践神学部門では、熟達した牧会者がその経験を聖書的観点から整理して、現場の牧師たちも聞きたいクラスを提供しています。説教学、礼拝学、牧会学、伝道学、教会音楽などを学びます。説教において、聖書神学・組織神学・歴史神学・そして寮生活で培われた霊的人格などすべてが総合されることになります。どの部門の教師も神学教育に重荷を持つ伝道牧会の現場の牧師たちですから、机上の空論のような学びにはなりません。
2.寮生活
寮生活ではキリストにある生活訓練を受けることができます。牧師になるということは、さまざまの人の魂に触れる仕事に就くことを意味します。そうした訓練は、寮生活の中で受けることができるものです。そして生涯の友が得られます。
それから、寒がりのひとは北海道は家の中は本州よりもずっと暖かですから、心配いりません。
3.卒業までに海外研修があります。
4.学費・寮費が格安です。経済的には年間55万円で学費と生活費が賄えます。卒業後、奨学金ローンをかかえて伝道者となることは大変です。
・・・というわけで、伝道者として身をささげて生きるべく主の召しを自覚している方に、お薦めしたい良い学校です。
5.アクセス
羽田空港ー千歳空港は1時間半です。航空券は早めにLCCで予約すれば、片道1万5000~2万円程度です。
ホームページはこちら https://www.hbi-wmc.org/
お問い合わせ電話 011-871-7892