全国で児童福祉施設に匿名の方たちがランドセルやお金を寄付するという現象が起きていると報道されている。タイガーマスク現象とか、伊達直人現象とか呼ばれている。
小海キリスト教会では、この南佐久郡に毎月配布している『通信小海』では、もう十年近く、働きたくても働けないでいる野宿者支援のためにお米をはじめとする物資の寄付を募ってきた。この地域だけではないが、昨年8トンのお米が寄せられた。(去年12月17日の記事を参照）http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20101217
大人の野宿者にかんしては、「怠け者なのだ」といった偏見が相変わらず多いのだが、福祉施設の子どもについてはそういう偏見はないから、寄付があるのは意外なことではない。
アフリカの飢えた子どもたちのチャイルドスポンサーになるという運動はもう二十年以上前からあったが、自由主義経済の導入によって、この格差が急激に広がってきた日本で、もっと身近なところにも支えるべき子どもたちがいるのだということに多くの人たちが気付き始めた。
