山菜シリーズ第三弾。ついに、山菜の王様タラの芽の登場。上の写真がタラの木の芽です。下の写真は息子が仕事先でいただいたものをメールで送ってくれたものです。私自身は、先の日曜日の夕方、近所の親しい方がお持ちくださって、やはりてんぷらにして食べました。揚げたてをてんつゆにいれて、口に含むと、うーん春の香り。
タラの芽のてんぷらというものを初めて食べたのは、17年前にこちらに住み始めた年の春のことでした。借家の裏に生えていたのを大家さんが手で取って「これをてんぷらにするとうまいよ。」とくださったのです。
風味はコシアブラにやや似ているのですが、コシアブラよりもはるかにボリュームがあって、ざくっと噛めば、ふわっと春の香りが口にひろがります。その味は、フキノトウほど苦くはなく、やわらくて上品です。ほう、という新鮮な驚きでした。信州で初めての春、山にもこんなごちそうがあるという驚きでした。