苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

2009年世を去った人々

 南田洋子さんといえば、テレビドラマ「氷点」で夏江役を演じていたのと、夫長門裕之さんと「ミュージックフェア」で司会をしていたのが印象に残っている。森繁久弥さんで印象に残っているのは、「知床旅情」のあの独特の節回しかなあ。森繁さんは私の記憶の初めからおじいさんで、「七人の孫」というホームドラマで明治生まれの祖父を演じていた。まだ白黒テレビだった。三遊亭円楽さんといえば、やっぱり笑点で、出題者でなく回答者側にいたころは「星の王子さま」を自称するキザな落語家というイメージ。でも円楽さんの回答は、あまり面白いとは思わなかったなあ。小学生のころ、私はテレビっ子だった。
 日高敏隆博士は京都大学教授・日本昆虫学会会長で進化論の無理な点や進化思想の非科学性について、ズケズケものをいう異色の生物学者で、クリスチャンになったころ著書を興味深く読んだことだった。中学・高校生の時代、モリアオガエルを追っかけまわしていたので、教会に通い始めてこういうことが気になって仕方なかったのである。
 身近なところでは、妻が高校生の頃お世話になった軽井沢の高橋満利子先生。そして、私がキリ神で教わった小畑進先生。
 妻と話すのだが、このところ直接間接にお世話になった世代の方たちの訃報を受けることが急に多くなった。私と妻はともに両親を早く失っているのだが、考えてみれば、この方たちは父母の世代なのである。自分たちはちょうどそういう歳なのである。