苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

立って、その地を縦と横に歩き回りなさい。

  「最近ハマッていることない?」と長男が質問してきました。なにか父の日のプレゼントをくれるというのです。最近、面白くなってきたのは、「苫小牧通信」の手配りです。この頃は朝日が出るのも早く、やたらと早く目が覚めてしまうので、港の方とかふるさと海岸だとかに一日八千歩を目安に散歩に出かけていましたが、せっかくそんなに歩くなら、「通信」を配って歩こうと思い立ったのです。4月から毎朝百枚程度、自宅のある町内と教会堂のある町内を配ると一週間で五百枚程度、一カ月で二千枚程度配れます。朝が暗く、凍てつくころになったら、どうなるかわかりませんが、秋の終わりまで続けようと思っています。

 その範囲で繰り返し配ろうかなと思っていたのですが、もう一方で、この足で、東西に長い苫小牧の町という町を端から端まで歩き回って、通信を配布してみたいものだなあという気持ちがわいてきました。というのは、通信を配っていると、主がアブラハムにかけたことばが思い浮かんできたからです。

 「ロトがアブラムと別れて後、【主】はアブラムに仰せられた。「さあ、目を上げて、あなたがいる所から北と南、東と西を見渡しなさい。わたしは、あなたが見渡しているこの地全部を、永久にあなたとあなたの子孫とに与えよう。わたしは、あなたの子孫を地のちりのようにならせる。もし人が地のちりを数えることができれば、あなたの子孫をも数えることができよう。立って、その地を縦と横に歩き回りなさい。わたしがあなたに、その地を与えるのだから。」創世記13章14-16節

 別に土地はいらんのですが、神様に任された家々に、くまなく福音を伝えたいなあという思いです。苫小牧市は世帯数は9万527だそうです。

 それで、息子が送って来たのは黒い七分のスパッツでした。でも、また苫小牧の朝は寒いんですよね。

 

トラクト配布、本州と苫小牧の違い

 このところ年を取ったせいで、やたらと早く目が覚めるので、公園や海に散歩していたのですが、ただ歩くのももったいないので、ここ二カ月は「苫小牧通信」を配っています。新聞折込地域を西にずらしたので、教会周辺には折込み配布しなくなったからです。毎朝5時過ぎから1時間ほど歩けば三区画くらい配ることができて、一週間に500枚ほどです。

 本州でのトラクト配布と北海道の違いがいくつかあります。一つは、犬にギャンギャン吠えられることがないということです。本州では犬は外飼いされていることが多く、しかも、ポストのそばにつないであったりすると、最悪でした。殉教覚悟で(?)ポスティングしなければならないこともあります。知り合いのC宣教師はポストに指を入れたら、向こう側から犬にガブリとやられました。苫小牧も犬が好きな人が多いのですが、みな家の中で飼っていますから、吠え掛かられることはありません。

 もう一つの違いは、玄関の構造の違いです。北海道の一軒家は、玄関から家の中に直接風が吹き込まないために「風除室」というのがついています。ですから、風除室のドアを開けて中に入って、玄関のポストに入れるということになります。風除室にはいるとなんとなく他人の家の玄関に入り込んでいるような感じがして、ちょっと緊張してしまいますが、まあ慣れてきました。
 それから、これは本州も北海道も共通していることですが、アパートの雨ざらしの外階段が錆びて危ないものが結構あります。床面が裏からみると錆びて腐っていたり、手すりも根元が腐っていて、もし縋り付いたら取れてしまうだろうなあという状態のものも多い。2週間ほど前、不良建築のアパートの階段が崩れ落ちて住民が死んだというニュースがありましたが、ああいうことはままあるだろうなと思います。管理人さん、誠実にメンテをしてほしいですね。

 「福音をとにかく託された地域に満たすんだ」と、その昔、奥山実先生が神学校の伝道学で教えてくれたので、能う限り実行したいと思っています。

 

 

シマウマ

 昨日早朝、トラクト配布散歩をしていたら、公園にシマウマがいました。先日は、海の近くでライオン夫婦のいる公園を見つけました。でもこれらは動かない動物です。動かないのに動物というのも妙ですが。苫小牧で動くのは、鹿とヒグマです。

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元無神論者、今牧師


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 私が週に一度、クラスに出かけている神学校、北海道聖書学院(HBI)の卒業生である村田牧師ご夫妻のYouTYubeの番組に出させていただきました。私が若い日どんなふうにイエス様と出会ったかを話しました。

テレビとネットのちがい

 久しぶりにテレビを見て気付いたのは、自分はせっかちになっているなあということ。パソコン、ネットで、自分の見たいこと、知りたいことだけを、ぱっと見つけてそれ以外は見ないという習性がついてしまったようです。けれども、こういうことをしていると、自分が意図しない、でも、たいせつな「出会い」がなくなってしまうかもしれません。無駄と思っていることに、たいせつな意味があることがあったりしますから。先入観を捨てて、聖書をていねいに釈義することの重要性も、そういうことだと思います。

海も森も

 昨日、午前二度の礼拝を終えて、あまりにお天気がいいので、午後、K神学生夫妻を、北大演習林(研究林)に連れて行きました。蝉の声が耳を聾するほどでした。穏やかに蛇行する小川の水がガラスのように透き通っているのに、夫人が感激していました。小さな川中島には赤紫のクリンソウが咲いていました。
 「苫小牧は思ってたイメージと全然ちがいます。海も森もあるんですねえ。」と、K神学生。先週は海につれていき、今週は森に連れて行ったので。