新改訳2017で動物の名前はどういう原則で表記されるんだろう?
スズメバチはカタカナで、ライオンは獅子で、ろばはろばで、からすは烏で、かばは河馬で、いぬは犬で、ジャッカルはジャッカル、ひつじは羊、うしは牛、へびは蛇、かえるは蛙、ぶよはブヨ、あぶはアブ、うまは馬、おおかみは狼、やもりはやもり、カメレオンはカメレオン、じゅごんはじゅごん・・・
どうもこうして見てくると、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類は、原則として漢字で書き、常用漢字になければ平仮名。昆虫はカタカナで書くという原則のように見えます。ただし、外来語はそのまま。ところが、なんといなごは、イナゴでなくいなごなんですよ。きっと、「イナゴにしよう」というのに、「いやだ、いなごはいなごだ」という強い意見の人がいたのでしょうね。聖書翻訳たいへんですね。じゅごんはマレー語だそうですから、ジュゴンとすべきでしょう。
こんなことを考えていて気付いたのですが、聖書には、サンマ、イワシ、フナ、メダカとかいう魚の種類の名はどうも出てこないようですね。ありましたっけ?あったら教えてください。気になります。
ひるについては蛭となっています(箴言30:15)。あれは「這うもの」だから、ヒルが妥当ではないでしょうか。ひるを蛭とするならば、スズメバチは雀蜂だろう。ところが、みつばちはミツバチでなく蜜蜂となっている(1サムエル14:17)。
どうやら、動物の名称の表記については、原則を立てようとしたが、混乱のまま終わったという感じですね。