苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

真理の柱、また、土台

神の家とは生ける神の教会のことであり、その教会は、真理の柱また土台です。(1テモテ3:15 新改訳)


神の家というのは、生ける神の教会のことであって、それは真理の柱、真理の基礎なのである。 (口語訳)


 プロテスタントにとっては、「真理の柱また土台は聖書である」と言ってもらったほうが居心地がよく感じてしまうのだが、使徒は、教会が真理の柱また土台なのだという。過ちやすい罪赦された罪人の集いを、真理の柱また土台としての役割を担わせる、神のみこころの不思議さである。そういえば、主イエスの「あなたがたはわたしを誰というか?」という問いかけに対して、「あなたは生ける神の御子キリストです」と答えたペテロに対して、主は「あなたはペテロ。わたしはこの岩の上に教会を建てる」と宣言なさった。直後、ペテロは「さがれ。サタン。」とお叱りを受けている。
 そういう人間の弱さにもかわからず、それをよくご承知の上で、罪赦された罪人、神の子どもたちの集いである教会を、真理の柱、また、土台だとしてキリストは建ててくださった。おそれおののきつつ、主の期待に応えるほかはない。