苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

散歩道に鹿

 水曜は家内の畑がお休みなので、里山散歩にロダを連れて出かけてきました。今朝は、くっきりと八ヶ岳の木々が見えるほど空気が澄んでいて、木々の葉っぱ一枚一枚がまぶしいほどでした。
 千曲川と国道141号を渡ると里山の登り口です。ここの崖の右手に桃の木があって、小ぶりの実をつけています。手が届きそうで届かない実が、だんだんと赤くなってきて、どうも家内はそれが気になって仕方ないんです。
 「あんな桃、きっとすっぱいに決まってる」なんて、どこかで狐が言っていたセリフをつぶやきながら通り過ぎて、急な坂を上ります。左は谷で、右は山。背中から朝の強い日光が照りつけます。しばらく行くと、シナノアキギリの群生場所があります。この植物はたいへん珍しいものだそうで、今が開花の時期なのですが、ものすごく地味な花です。左の谷は砂防ダムがいつになく水がたまっています。
 この坂道を登りつめて右に折れると坂はさらに急になりますが、涼しい森の木陰の道になります。ふと前方を見ると、鹿です。じっとこちらを見ています。それが、左手の谷に下りて行き、続いて、二頭目、三頭目、そして四頭目が道路を渡ってゆきました。ロダが猟犬の本能に目覚めて、ワンワンワンとほえました。今朝の散歩はちょっと得した気分でした。