苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

エイプリル・フールなので

 エイプリル・フールなので、うそつきについてちょっと考えてみました。

1:12 彼らと同国人であるひとりの預言者がこう言いました。
  「クレテ人は昔からのうそつき、
  悪いけだもの、
  なまけ者の食いしんぼう。」
1:13 この証言はほんとうなのです。
(テトス1章12,13節)

 「クレテ人はうそつき」と言った預言者自身がクレテ人です。ということは、その預言者もうそつきであるということになります。すると、「クレテ人はうそつきである」という命題はうそであるということになります。ということは、「クレテ人はうそつきではない」ことになります。でも、そうだとすると、かの預言者はうそつきでないことになってしまいます。すると、「クレテ人はうそつき」というのは、真実であるということになります。だとすると、預言者はうそつきであることになり・・・・・というふうに、循環してしまうのですねえ。