http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann-tanosiiburogu/archives/51915631.html
3月11日報道ステーション放送です。
13分からです。
1.福島県では254000人のうちすでに33人の子どもが甲状腺がんと診断され、手術済みです。(ただし、疑い・未手術を含めると75名。)
33人という数字は通常100万人1人か2人とされる子供の甲状腺癌の数字に比べると非常に高いものです。254000人に33人とは、100万人に130人ということになるからです。つまり、65倍から130倍の数です。
2.福島県立医大は、チェルノブイリでは甲状腺癌の急増は4年目以降であるのに、福島では3年以内でこの数字になっている理由は、県内の子どものすべてをスクリーニングしているから、また検査機器が精密なものであるからだとして、放射能とこれまでの甲状腺癌発生の因果関係を認めることに消極的です。
3.福島県では県立医科大学が子供の甲状腺検査を独占し、情報も独占しています。その目的は混乱を防ぎ、不安をあおらないためだといいます。
しかし、そうした体制に批判的で、検査する医師や機関もわずかですが存在します。
4.福島県は事故直後、放射性ヨウ素の被ばく量調査をしようとした医師にストップをかけたという証言があります。直後の調査の重要性は、甲状腺がんの原因となる放射性ヨウ素の半減期がわずか8日だからです。この調査が止められてしまったため、重要な基礎データが得られないままになってしまいました。
5.なぜ県は甲状腺がんに関するデータを隠したり、あるいは原発事故の影響を少なく見せようとするのでしょうか? ある記者の見解では、放射能による甲状腺がん発生の数字が高くなると、福島県からの人口流出が激しくなり、復興が難しくなるからだ、としています。