20代の若者による自殺のうち、就職に失敗したことが原因の、いわゆる“就活自殺”が増えています。こうした中、就職活動中の学生への意識調査で2割の学生が「本気で死にたい」と考えたことがあると回答しました。
警察庁の統計では、去年、全国の自殺者の数は15年ぶりに3万人を下回りましたが、20代の若者の自殺が増加していて、このうち、“就活自殺”したとみられる若者は149人に上っています。
さらに、東京のNPO法人が7月に都内で就職活動中の大学生122人を対象に意識調査を行ったところ、2割にあたる26人が「本気で死にたい。消えたい」などと考えたことがあると回答しました。
「正社員にならなければ、生活が成り立たないというくらい、安定的な職に緊急避難的にでも就かなくてはならないという意識が非常に強いのではないか」(NPO法人「ライフリンク」 清水康之 代表)
背景には、内定を取れないことに対する不安や焦りに加えて、7割の学生が企業側から不採用の連絡すら無かったという経験もしていて、企業の対応も問われています。(TBS NEWSi 18日17:37)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2033477.html
なんと悲惨な状況だろう。政府はこの上、TPPによって労働市場を開放しようとしているのだから、就職はもっと状況は厳しくなるだろう。ブラック企業No1とされた社長をあえて公認候補にするような政府与党なのだ。
だが、そんな政府に振り回されて、いのちを捨てるのはなんとももったいない。若者たちは、幼稚園入園以来、親や教師から「線路から外れたら人生おしまいだ」と教えられ、「有名会社の正社員にならなければ人生終了だ」と思い込んでてきたのかもしれない。
けれど、線路なんかなくても、自動車は走れるし、自動車がなければ自分の足で歩けばいい。その方が、よほど自由で充実しているかもしれない。とにかく、神がくださったたった一度限りの人生を投げ出さないでほしいと思う。すべてをご摂理くださる神様を知ってほしい。