苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

三十歳以上五十歳以下

「レビの子たちのうちから、コハテの子たちの総数を、その氏族により、その父祖の家にしたがって調べ、 4:3三十歳以上五十歳以下で、務につき、会見の幕屋で働くことのできる者を、ことごとく数えなさい。 」レビ記4:1
「「あなたはまたゲルションの子たちの総数を、その父祖の家により、その氏族にしたがって調べ、 4:23三十歳以上五十歳以下で、務につき、会見の幕屋で働くことのできる者を、ことごとく数えなさい。」
レビ記4:22,23
「4:29メラリの子たちをもまたあなたはその氏族により、その祖父の家にしたがって調べ、 4:30三十歳以上五十歳以下で、務につき、会見の幕屋の働きをすることのできる者を、ことごとく数えなさい。」レビ記4:29:30

 
 幕屋とその調度を運搬し、整えるレビ族のコハテ族、ゲルション族、メラリ族について、主は三十歳以上五十歳以下と制限を加えられた。幕屋の祭儀はきわめて厳格にあやまりなく行われることが求められたから、うっかり思い違いや粗相などがあってはならないし、かつ、重量物を運ぶため相当な体力が必要とされたからであろう。それぞれの務めには、それぞれにふさわしい気力・体力があるということだろう。
 そういえば、筆者は微力な者だけれど、20年前自分の人生では気力と体力が最も充実しているときを、福音のとどいていない地での開拓伝道のためにささげたいと思ったのだった。あわれみによって、小さいけれど主を愛する群れを主がこの地に生み出してくださったことは、恵みというほかない。