苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

バカ社長みたい・・・   追記6月11日

 ある会社の玄関には社長が毎朝、大きな椅子にふんぞり返って待っている。そして「おい。俺に最敬礼しなければ、お前ら、即刻クビだからな。」こんなふうに社長に毎朝脅される社員は、社長を尊敬するだろうか。いうまでもない。社員は毎朝玄関で写真に頭を下げながら、心底このバカ社長を軽蔑するようになる。もし社長が尊敬されたいなら、社の将来について明確なビジョンを語り、社員の生活に配慮ある経営をすることである。そういう社長ならば、社員は言われなくても、喜んで社長に頭を下げて挨拶するようになるものであろう。
 米国では星条旗はたいへん尊重されているが、個人の信条のゆえに星条旗に対して敬礼しない自由を確保している。それでこそ、星条旗はますます尊ばれる。自由なきところに愛や敬意は育たない。文部科学省・知事・最高裁は、日の丸・君が代を強制することによって、日の丸・君が代に恐怖と嫌悪感をいだく国民を生産することを意図しているのであろう。もし彼らがそれと正反対のことを意図しているならば、上の社長と同じく愚かしい人々であるといわざるを得ない。

追記2011年6月11日>
 ちなみに、国旗国歌法制定(1999年)のときの政府答弁は下記のとおり。
制定当時の首相であった小渕恵三衆院本会議で、共産党志位和夫議員の質問に答えて、次のように述べた。
「(学校における国旗国歌の指導は)国民として必要な基礎的、基本的な内容を身につけることを目的として行われておるものでありまして、子供たちの良心の自由を制約しようというものでないと考えております」
さらにこう続けた。
「政府といたしましては、国旗・国歌の法制化に当たり、国旗の掲揚に関し義務づけなどを行うことは考えておりません」。
 嘘つき。