「晩御飯、どうしようか？」と助手席の妻が言う。「月刊通信小海」の印刷用紙を買いに車で出たのだが、近くのホームセンターでは残念、品切れで、やむなく遠く佐久平まで足をのばしたら帰宅が遅くなってしまった。晩ごはんが炊けていない。「おいしいニラをもらっているから、チジミにしたらいいんじゃない。」と娘が言う。
「チジミってどういう分量で何を入れて作るの？」と私。
「クックパッドを見れば大丈夫よ。ある材料をポン、ポン、ポンと書き込んで検索すれば、レシピが出てくるもの。インターネットは便利よ。」と妻がいう。
おー、半年前パソコンをいじることもこわごわだった妻の口からこんなことばが聞けるとは、とびっくり。
家に帰って、その「COOKPAD」を検索すると、あった、あった。その検索ボックスにためしに「じゃがいも、ネギ、小麦粉、シーフード、豚肉」と適当に入れてみたら、出た！「残り野菜でちじみ」「和風ちじみ」「ウチのクリームシチュー」と三種類のレシピが出たではないか。これは投稿サイトで、読者が自分の工夫して作ってみたお奨めレシピが載せられるようになっているのだそうである。
こんなことを書くと、筆者が料理の趣味があるのかと思われるかもしれないが、そんな趣味は全然ない。筆者がつくったことのある料理は、インスタントラーメンと玉子焼きくらいのものである。そうそう母に教わったナスの豚肉はさみ揚げというメニューがあった。台所に立つことは、結婚以来、妻の具合が悪いとき以外、滅多にない。ただ、COOKPADがすごいので紹介してみた。http://cookpad.com/
