苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

春の味覚

 信州の住人となって17年目。こちらに来て知った春の味覚を紹介しましょう。おとといの夕食のおかずです。

 ウドの芽、コシアブラの芽、ニワトコの芽のてんぷら。ウドの芽は独特の香りが高くて、芽はてんぷら、茎は短冊型にして、ゆでて酢味噌をつけてたべます。コシアブラ、ニワトコとも、その風味は形容しがたいおいしさで、すこーしほろ苦い春の味。今日はちょっと揚げる時間が長すぎたみたいです。てんぷらのころもはごく薄く溶いてさっと揚げるのがコツだと、和食屋でアルバイトをしたことのある息子が言っていました。

 アサツキのおひたし。ねぎの仲間ですが、ふつうのねぎのようなにおいの強さはなくて、さわやかな風味と、甘い味わいと、シャキシャキした歯ごたえがもうたまりません!タラの芽もコゴミも捨てがたいけれど、筆者が一推しの山菜はアサツキかな。

 ここにはないのですが、間もなくタラの芽とコゴミが食卓に登場します。タラの芽はやはり木の芽のひとつですが、どの木の芽よりもボリュームがあって、山菜の王様といった存在です。それから、瑞々しいコゴミも楽しみ。コゴミというのはクサソテツの芽で、くるくるっとこごんでいる姿からコゴミというのでしょうね。
 こんなに木の芽をとってしまって、木が弱ってしまわないのかという心配がありますが、一番目の芽はとっても二番目の芽が出てくるので大丈夫です。もし読者が山で見つけたら二番目の芽は取らない様にしましょう。それからオニダラというタラの木に似て非なる毒のあるものがあるので、注意。秋のきのこだけでなく、春の山菜取りもよく知っている人といっしょにすることです。
 そうそう清水が湧き出ているところにはセリが自生しています。セリのおひたしは、独特の風味と歯ごたえがあって、これまた最高。最高だらけですねえ。