苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン1月31日   幼子に歩むことを教えるように

ホセア11:3

わたしはエフライムに歩むことを教え、
彼らをわたしの腕にいだいた。
しかし彼らはわたしにいやされた事を
知らなかった。(口語訳)


われエフライムに歩むことををしへ彼等をわが腕にのせて抱けり然どかれらは我にいやされたるを知ず(文語訳)


エフライムの腕を支えて、歩くことを教えたのは、わたしだ。しかし、わたしが彼らをいやしたことを、彼らは知らなかった。(新共同訳)

 ホセア書は神と神の民の関係を、はじめ夫と不身持な妻に譬えたが、ここに来て、親と子の関係に譬えている。なんともせつせつと訴えかける神の愛。親が一歳になるかならぬかの子の両手をもって、あとずさりしながら一歩一歩あるくことを教えるように、神は神とともに生きる道を教えてくださる。
 にもかかわらず、その神の親のわが子に対するような愛を忘れ果てて、神ならぬものに心奪われてしまう愚かさ。
 神様の愛を、せつないような愛の訴えを、片時も忘れずに生きられたら・・。