昨晩は小海町祇園祭だった。すっかりシャッター商店街になってしまったところにずらりと夜店が出て、浴衣姿の人々が南佐久郡全域から集まって金魚すくいやイカ焼きや綿あめを楽しんでいる。いつもは5500人ほどの人口が、この晩だけは数倍にふくれあがる。昭和電工のあったころ、小海町には映画館・ビリヤード場などもあって栄えていたというが、その頃を髣髴とさせる。
日が落ちて8時になると、小海雲海太鼓が勇壮な音を町中に響かせる。そして9時になると例年のように花火大会。七色の小ぶりのスターマインに始まって、つぎつぎと中規模の花火が上がる。教会堂の建つ丘からは花火が最高によく見える。今年の特徴は紫色の花火だった。そして20番目の大団円は、ドッカーンという大玉が連続で十数発。圧倒されて拍手とため息が出た。
おもしろうてやがてかなしき・・で、そのあとは森昌子が歌う「小海音頭」が町中に流れる。小海の四季をみごとに歌った名曲だと思う。
小海音頭
http://www.koumi-town.jp/office/files/audio/koumiondo-128.mp3
いではく 作詩
遠藤 実 作曲
只野通泰 編曲
森 昌子 歌
一.
茂来おろしが春風に(ホラ)
かわりゃうれしや三番叟
笛のしらべに蝶々も舞って(ソレ)
花も一度に咲きほこる(サテ)
そうずら小海はよいよいところ
あがりなんしすいなんし
ひとつ踊ってゆきなんし
二.
千曲川原のせせらぎに(ホラ)
咲いて誰まつ月見草
ふるさと祭りの太鼓がひびきゃ(ソレ)
踊るたもとにきりぎりす(サテ)
(おはやしくりかえし)
三.
稲子湯けむりすすきごし(ホラ)
月をおとした松原湖
乙女ごころの情けをうつし(ソレ)
紅葉燃えますあかあかと(サテ)
(おはやしくりかえし)
四.
里に風花舞う頃は(ホラ)
遠く八ヶ嶺雪化粧
アイススケートわかさぎ釣りと(ソレ)
夢も楽しい小海町(サテ)
(おはやしくりかえし)