苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ただ今、地震活動期の真っ最中。原発再稼動はやめてください。

野田首相、枝野経済産業相

 日本列島の地震の歴史を紐解けば、活動期と静穏期があり、かつ、それぞれの地域の地震で周期性があります。
 宮城沖地震は1793年、1835年、1861年、1897年、1936年、1978年、そして今年2011年に来て、周期は平均36年。今年は前回から34年目ですから、来るべき時に来たわけです。
 南海−東南海−東海地震は、基本的に南海から東海にかけての地震は「ひとつの地震」であって、過去二度を例外(1361年と1946年)として、ほとんどの場合、同時に起こってきました。684年、887年、1096−1099年、1361年、1498年、1605年、1707年、1854年、1944−46年でした。周期は平均157年。東海地震は前回から今年で158年目ですから、明日来てもおかしくありません。
 相模湾震源とする小田原地震(いわゆる関東大震災)は、1633年、1703年、1782年、1853年、1923年で来ていて、その周期は平均72年。今年は前回から89年目ですから、むしろまだやって来ていないことのほうが不思議です。
 わずか三つの地震を取り上げたにすぎませんが、列島は現在活動期の真っ最中です。先に柏崎刈羽原発がやられましたが、原子力安全委員会経済産業省原子力安全保安院・東電そしてIAEAはその警告を受け止めないままに、今回の地震をむかえて大事故を引き起こしました。全国54基のうち、もう一つの原発でも、福島第一のように破綻すれば、この国そのものが破綻してしまいます。福島第一のばあい、その位置ゆえにほとんどの放射能雲は太平洋上空に拡散しましたが、他の場所つまり陸地の西側に位置する原発が破綻した場合は、逆にほとんどの放射能雲は列島を汚染するでしょう。地球では基本的に空気は西から東に向かって流れているからです。
 今、全原発を停めて火力に代替させても、現在の設備容量からすれば、火力にはなお余裕が30パーセントあります。わが国の存続のためには、ただちにすべての原発を停めて、廃炉に持ってゆくプロセスに入る必要があります。ご決断をよろしくお願いします。
(写真は福島第一原発三号機の爆発。水素爆発ではなく、核爆発(核暴走)であるという米国の専門家の指摘もある)

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