苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

なぜ人間は最後に造られたのか?

「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。」伝道者12:1


 昨日は、子どもの日礼拝でした。お話したのは創世記1章。小学5年生の男の子S君が、創世記1章を読んだあと、「どうして、神様は人間を最後に造ったの?」と質問してくれました。いい質問です。神様は6日間で世界を造られ、7日目を安息日と定められたと聖書にありますが、人間が造られたのは6日目の最後でした。
 それは、人間が世界の全ての物なしには生きてゆけないものだからです。人間は光なしには生きていけないから第一日目に光を造り、人間は海と大気がなければ生きていけないから、第二日目に海と大気を、人間は陸地と植物がなくては生きてゆけないから第三日目に陸地と植物を、人間は太陽と月と星のカレンダーがなくては生きてゆけないから四日目に太陽と月と星を、人間は魚と鳥がなくては生きていけないから五日目に鳥とさかなを、人間はほかの陸上の家畜や獣や虫たちを六日目にはこれら陸上の仲間たちを造ってから、神は人間を造ってくださったのです。空気を汚したり、海を汚したり、森を破壊したり、ほかの生き物たちを滅ぼすようなことをしていると、自分が生きていけなくなるのです。
 だから、神様が用意してくださった、これら全てのものを利用しながらも、大事に守ってして生きていくことが大切なことです。