苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

主のことばを逃れる者はいない

21:17そのとき、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ、 21:18「立って、下って行き、サマリヤにいるイスラエルの王アハブに会いなさい。彼はナボテのぶどう畑を取ろうとしてそこへ下っている。 21:19あなたは彼に言わなければならない、『主はこう仰せられる、あなたは殺したのか、また取ったのか』と。また彼に言いなさい、『主はこう仰せられる、犬がナボテの血をなめた場所で、犬があなたの血をなめるであろう』」。


22:17彼は言った、「わたしはイスラエルが皆、牧者のない羊のように、山に散っているのを見ました。すると主は『これらの者は飼主がいない。彼らをそれぞれ安らかに、その家に帰らせよ』と言われました」。


22:29こうしてイスラエルの王とユダの王ヨシャパテはラモテ・ギレアデに上っていった。 22:30イスラエルの王はヨシャパテに言った、「わたしは姿を変えて、戦いに行きます。あなたは王の服を着けなさい」。イスラエルの王は姿を変えて戦いに行った。・・・・
22:34しかし、ひとりの人が何心なく弓をひいて、イスラエルの王の胸当と草摺の間を射たので、彼はその戦車の御者に言った、「わたしは傷を受けた。戦車をめぐらして、わたしを戦場から運び出せ」。 22:35その日戦いは激しくなった。王は戦車の中にささえられて立ち、スリヤびとにむかっていたが、ついに、夕暮になって死んだ。傷の血は戦車の底に流れた。 22:36日の没するころ、軍勢の中に呼ばわる声がした、「めいめいその町へ、めいめいその国へ帰れ」。
22:37王は死んで、サマリヤへ携え行かれた。人々は王をサマリヤに葬った。 22:38またその戦車をサマリヤの池で洗ったが、犬がその血をなめた。また遊女がそこで身を洗った。主が言われた言葉のとおりである。(列王記上)

 アハブ王は、預言者から自分が戦死することを告げられたので、友軍のユダの王には王服をまとわせ、自らは変装して戦場に臨み、敵の矢がヨシャパテにのみ集中して、自分は難をのがれようと図った。そのはかりごとは当初、うまく行ったかに見えた。
 だが、敵兵の流れ矢がアハブを射殺してしまう。それは主が放たれた矢であった。主のことばを逃れることができる者はいない。恐るべし。


     八ヶ岳と白菜畑