会議で松原湖バイブルキャンプに月曜日から、本日午前中まで寝泊りしていた。新緑の美しい山々にかこまれて、同労の兄弟たちとの交流はたのしく、慰められ、また、宣教への励ましになった。
月曜日の会議では、原発問題に関する発題を求められて、少しお話をした。
1.悔い改めの必要について。原発事故が起きるまで私たちは原発の問題性・危険性を聖書から誠実に考える努力を怠ってきて、ただその生み出す便利だけをむさぼってきた。その罪をまず認めて悔い改めるべきだということ。
2.聖書から、原発問題をどう捕らえるかということについて。
第一は、神は人に文化命令を与えていらっしゃるが、おのが分をわきまえるつつしみを求めていらっしゃる。原発の火を止めることも、事故になれば制御することもできず、放射性廃棄物を無害化することもできない人間は、核エネルギーを使用する能力を持っていないことを認める慎みを持つべきだということ。
第二は、原発利用は必然的に隣人愛の戒めにそむく罪をともなうことについて。原発は被曝を労働者に強いる。原発は立地住民の生命を軽んじる罪をともなう。原発は潜在的核兵器保有国になるために日本で維持されてきた。原発は未来の世代にまで病と苦しみと死をもたらす。
3.以上のようなことは、みなさんもすでに考えてこられたことだったのだが、最後に、原発擁護のために宣伝されてきたCO2地球温暖化説がどうやら壮大なウソらしい話をしたら、みんなびっくりしていた。そりゃ、びっくりするのがあたりまえである。CO2地球温暖化犯人説は、日本どころか世界中で宣伝されてきたことである。日本ではCO2削減のために20兆円もの税金が投じられた。
でも、「昔、ローマクラブが出した『西暦2000年の地球』でだまされて以来、その手の話は信じないことにしている」というH先生は、「そうですか、また、ですか・・・」というクールな反応だった。私も大学時代あの本を読んで、だまされた口だが、またもだまされたんだから、われながら情けない。
CO2地球温暖化が物理的にありえないという説明として、やっぱり説得力があるのは、武田さんの例の「風呂の沸かし方」の話だった。風呂を沸かすのに風呂場をストーブで温めるバカはいない。そんなことをしても風呂は沸かない。でも風呂を沸かしたら風呂場が暖まる。したがって、大気が温室効果ガスで少々温暖化したって海水は温まらない。逆に、海水が何らかの理由で温められたからこそ、気温が上がり、かつ、海水中のCO2が気化して大気のCO2濃度が上がっているのである。
テレビで宣伝に用いられている写真や映像について。シベリヤの永久凍土が溶けて建物が傾いているといわれる写真は、実は、地球温暖化などというたいそうなことが原因ではなく、単に暖房のしすぎという件。
おなじみの南極の氷が崩れ落ちる映像は、単に、夏になったから融け落ちているだけのことである。これは毎年繰り返されている自然の営みにすぎない。毎年冬には南極の氷はふえるし、夏になればその端っこは融けて落ちる。そして南極の氷の年間の総量は、減っていないことはIPCCでさえ認めている。
地球が将来温暖化すれば、南極の氷が増えるであろうこともIPCCは予測している。南極の気温がマイナス40℃からマイナス35℃になったとしても氷は融けない。かえって、温暖化すれば海水の蒸発量が増えるので、雲が形成されて雪となって南極大陸に降り積もり、氷が増えることになる。
ツバル共和国が地球温暖化で海水面が上がって沈没しつつあるというデマニュースのことも。
<追記>
ツバルの水没危機の原因は、「 海水面が上昇すると水没の危機に見舞われる国には、キリバス共和国(南太平洋)、モルディブ(インド洋)がありますが、ツバルもその1つです。満潮時には、地面から水が湧き出して住居や道路が浸水する現象が起きています。その原因は、飛行場建設の際に掘り起こして出来たくぼみからの湧水、低い土地に人が住むようになったこと、生活排水による汚染で砂を形成する有孔虫が激減したこと、などが指摘されています。」だそうです。http://www.eorc.jaxa.jp/imgdata/topics/2010/tp100623.html