2011年4月21日、参議院議員会館にて。
http://www.eizoudocument.com/0610kodomo20.html
福島県下75.9パーセントの学校で、放射線管理区域の基準0.6マイクロシーベルト/毎時を超える数値が出ている。内20パーセント以上の学校で被曝管理が必要な線量に達している。
文科省は4月19日、子どもの暫定安全基準を年間20ミリシーベルトとし、それを超える13校・園に対しては屋外活動などの制限、それ以下は「特段の制約なし」と通知した。年間20ミリシーベルトとは、現在飯舘村などの計画的避難を決めた基準と同じである。もともと法令が定める一般公衆の被ばく線量限度は、年間1ミリシーベルトである。放射線に対する感度が大人の三倍といわれる子どもにも適用するというのである。
文部科学省は、それを原子力安全委員会の対策本部に対する答申にしたがって決めたという。では原子力安全委員会(斑目春樹委員長)は、この重大な変更を会議を開きもせず、質問を受けてわずか2時間で答申したという。
☆「放射線管理区域」
「外部放射線に係る線量限度である、3ヶ月当たり1.3ミリシーベルト(mSv/3ヶ月)を越えるおそれのある区域。放射線環境に応じた作業者の出入り規制、防護設備の徹底、線量の監視、汚染 の拡大防止などの防護管理を円滑に遂行するために設けられている。」
http://www.nisa.meti.go.jp/word/30/0923.html
☆「被曝管理」
「従事者の被ばくが許容被ばく線量を超えないよう管理すること。エリアモニタ や個人線量計 を用いて管理する」。
http://www.nisa.meti.go.jp/word/27/0819.html