イサベラ・バードを読み終えたので、渡辺京二『逝きし世の面影』というのを合間合間に読み始めています。やはり、江戸末、明治初めのころの日本のようす、とくに庶民のようすについて、欧米人がどんなふうに観察しているかということが書いてあります。
西洋風の工業化された文明に移行するまえの日本の文明と生活がどんなものだったのかが、とても興味ふかいものです。田舎に住んでいて、特に、無代無償で早朝から通学路の雪かきや公園清掃に機嫌よく出て、笑いながら奉仕なさるお年寄りたちを見て「田舎にはえらい人がたくさんいるなあ」と思いましたが、むかーしの日本はこういうふうだったのかなあと感じられます。