イランではホメイニ政権以来、約40年間の革命独裁政権が続いてきたが、その間、国民の民主化運動に対する弾圧が繰り返し行われて来た。革命政権の独裁を支持する国民はおよそ2割とされるから、弾圧され息苦しい思いをしてきた大方の国民はトランプによる革命政権打倒を、(国連憲章違反であることは事実であっても)少なくとも現段階で解放として受け止めているという。
イランは革命独裁政権以前は、パーレビ王朝による統治が続いていた。王朝による国民の統合は、王の血統の正統性という伝統によるものである。「昔からの王様だから、なんとなくありがたい」と国民は思っているのである。日本の天皇制のいわゆる万世一系と同じである。こういう伝統による統合は、緩やかなものでありうる。
それに対して革命政権というのは、高く掲げた理想による統治であるから、その理想に同意できない人々にとっては、息苦しいものとなる。革命政権は、思想統制をして、反対派を封じ込め、それでも反対する人々は粛清することになる。こうしたことは、フランス革命でもロシア革命でも毛沢東革命でも起こった。残念ながら、ピューリタン革命においても起こった。革命は理想を掲げて始まるが、理想によって人間を裁き始めたとき、革命はしばしば恐怖政治へと変わるものなのである。
事柄は、
①イラン独裁政権によるイラン国民の人権侵害
②イラン政権の核兵器開発の問題
(追記 2026年3月19日 今回の開戦前、イランと交渉していたオマーンは、イランが核兵器原料のウラン濃縮を断念するとまで言っていたと主張しているという。もし、それが事実ならば、今回のイラン攻撃を正当化する理由は消えてしまう。)
③そして米国・イスラエルによるイラン国家の主権の侵害
という3つが絡み合っていてややこしいが、いずれにせよ摂理者であるお方が、すみやかにイランの人々の平和と人権保障のために歴史を導いてくださるように祈っている。
日本ではほとんどイラン独裁政権によろ国民への人権侵害について報道されていないので、リンク先を見ていただきたい。