人権思想とキリスト教の類似点は、それが国家権力の暴政からの解放を求めた点である。人権思想とキリスト教の相違点は、それぞれ目指していることである。人権思想もとめているのは自律である。これに対してキリスト教信仰が求めていることは神のことばへの服従である。
これは自由の定義を考えると明瞭になる。自由は、<何からの自由>であり<何への自由>であるかということを明らかにするときに、その内容が明瞭になる。
人権主義者が求める自由・・・・・<国家権力からの自由><自律への自由>
真正なキリスト者が求める自由・・<国家権力からの自由><聖書への服従への自由>
<追記>
もうちょっと丁寧に書いた方がよかったですね。
専制君主を相手にして、ウェストミンスター信仰告白20:2「神のみが良心の主であり、神は、何事においてもみ言葉に反し、あるいは、信仰と礼拝の事柄においてであれば、み言葉の外にあるところの、人間の教えと戒めから良心を自由にされた。」
人権思想も専制君主を相手にして、人間の自然権を根拠として、自由を唱えたということです。ジョン・ロックのようにピューリタン的影響を受けた人もいれば、ジェファソンのような理神論者もおり、ジャン・ジャック・ルソーのようにキリスト教を毛嫌いした人もいますが。
両者ともに専制君主を相手にしているという点で、同じということです。しかし、実は目指していることが違うことに注意すべきだということです。