苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

バイブルキャンプの感想

 火曜日から昨日木曜日までひだかバイブルキャンプに行ってきました。今回は、小学校3,4年生担当カウンセラーでした。その中で印象にのこった大事なことが2点あります。

 一つは、「教会に十字架がかけられているけど、十字架の意味って分かる?」と聞いたら、「イエス様が十字架にかかって、私の罪を背負ってくださったことに現れた神様の愛」がわかっている子どもが、意外なことにとても少ないということでした。恵みによる救いが伝わっていないことに驚きました。教える側も、受け取る側も、みな自力救済主義(律法主義)になりがちだからでしょうか。この競争社会の価値観自体、自力救済主義ですからね。もっと、十字架に現わされた神様の恵みを味わい、伝えなければと思います。

 もう一つ印象深かったのは、子どもたちは親に叱られると、自分は親に愛されていないと受け止めて、同時に、自分は神様に愛されていないのだと受け止めるのだということを知った点でした。親の庇護のもとにある子どもにとって、やはり親は神様の代理的なものとして受け止められているのです。あらためて親には重大な責任があり。親が、福音をほんとうに理解して生きていること、叱るにしても愛が伝わるように叱ることが大事であることを改めて認識しました。