電気は便利ではあるけれど、「電気だけでOK」というのは電力会社の真っ赤なウソです。中部電力社長が、2011年3月の日経新聞で電力会社は人口減少にともない電力需要が減っていくことを見越して、政界に働きかけて電力需要を掘り起こすことが必要だと書いていました。今の日本の電気自動車キャンペーンの背景には、もちろん地球温暖化がありますが、電力会社の都合がもう一つの背景です。
しかし、暖房もコンロも自動車も、何もかも電気がないと使えないことがどんなに危ういか。数年前の北海道ブラックアウト、紋別大停電、ウクライナの現状を見るまでもなく当たり前のことだと思います。特に氷点下10度より下がる北海道で、暖房はエアコンだけというのは危ない。