庭の千草も 虫の音も
枯れて寂しくなりにけり
ああ 白菊 ああ 白菊
ひとりおくれて咲きにけり
露にたわむや 菊の花
霜におごるや 菊の花
あああ われあわれ
ああ 白菊
人の操も かくてこそ
きのうきょう大成町への往復で、倍賞千恵子の歌う唱歌の一つ「庭の千草」を聴きました。その歌詞が気になって、帰宅してネットで調べて見ましたら、上記のようなものでした。もとはアイルランド民謡なのだそうで、明治の人、里見義が訳詩をつけたものだそうです。もちろん内容的には相当日本風になっています。愛する人に先立たれた人の心情を歌った歌ということをふまえて、詞を味わうと胸に迫るものがあります。
なんと、たぶん中学生の頃の美空ひばりさんが映画の中で歌っています。どういう映画なのかわかりませんが、おそらく身近な大切な人に去られて独りぼっちになってしまった少女ということなのでしょうか。