苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

短歌二首

 札幌のケアハウスに住まわれる Y.I.姉から電話がありました。歌人でいらして、電話口で近作を紹介してくださいました。歌壇の冊子に採られたものなのだそうです。ここに紹介します。

コロナ禍の世を今宵また月あおぎ

ともに愛であうケアハウスの窓に

  世界中が不安のなかにおかれ、さまざまの不自由をかこっているこのごろですが、月は変わらず中天に静かにかかっている。そうだなあ、と思いました。

 もうひとつは、長く病まれた心象を詠まれた一首です。 

病まざれば知りえぬことも多々あらむ

人の心も他者の痛みも