苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

レストランの大きな窓から

 あるビジネスホテルに泊まった翌朝、その一階のレストランで朝食をとった。入口にアルコール、使い捨て用ビニル手袋があり、それをはめてセルフサービスで食事を整えて、三メートル幅の大きな窓の前のカウンター席に腰かけた。眺めという眺めでもない。通学する小学生、通勤する大人たちが、四車線道路わきの街路樹のある歩道を急ぎ足で通り過ぎていく。街路樹は北海道にはない常緑広葉樹クスのようだ。

 次々と通り過ぎる子供、男女を見ていてふと気づいたのは、こちらは彼らを見ているつもりだが、実は、こちらこそ彼らに織の中のゴリラの食事風景のように見られているのではないかということである。