苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

レビ記

 先の主の日の午後礼拝で出エジプト記を終わり、明日、主の日の午後礼拝から旧約聖書レビ記を順々に読んでいくことにしています。本書は旧約時代における礼拝の儀礼にかんする規定が記されています。もう40年以上も前、学生時代に聖書通読を始めて、初めて読んだときには、なんだこりゃと思いました。全焼のいけにえ、和解のいけにえ、罪のためのいけにえ、穀物のささげものがどうしたこうした、と。レビ記が、ああおもしろいなあと初めて思ったのは、神学生時代、奉仕教会として新約教団青梅キリスト教会の水曜夜の祈り会に出かけるようになってからです。当時、牧師の宮村武夫先生は、レビ記をこの祈り会で話してくださいました。片手に持っておられたのは、ゴードン・ウェナムの註解でしたが、お話はむしろ宮村節でした。

 旧約は影、新約はその本体であるとへブル書は語っています。レビ記に出てくるさまざまのいけにえはイエス・キリストの御生涯、格別、十字架において成就していますから、レビ記を味わって行くことで、主イエスの十字架の深みを知るものとなりたいと思います。また、礼拝者として神を畏れることを学びたいと思います。