桜を見る会の件で、子どもが聞いてもわかるような見え透いた嘘をつきまくっている我が国の首相が、逮捕を免れるために、息のかかった忖度得意の検事長を次期検事総長にするために、異例中の異例の定年延長を強行した。当然、国民の間で検察を信用失墜した。この件について、一人の骨のある検事正が当然指摘すべきことを指摘した。犬が人にかみついてもニュースにはならない。人が犬にかみついたらニュースになる。ニュースは珍しいことを取り上げるものだ。検事正による当たり前の指摘がニュースになるという情けない現状である。
「急な発言で何を言い出すのかと思ったら、黒川検事長の定年延長問題の公然と批判する意見を検事正が言い出した。本当にびっくりした」(法務省関係者)
東京高検の黒川弘務検事長(63)の定年延長問題をめぐり、19日に法務省で開かれた全国の法務・検察幹部が集まる「検察長官会同」で、冒頭のような爆弾発言が飛び出した。森雅子法相や稲田伸夫検事総長らも、出席したこの会議。その席上には当事者である黒川検事長もいた。
(中略)
紙を手にした、神村氏は黒川氏の定年延長を念頭に法務大臣が発することができる検察庁法で定められた「指揮権発動」についての条文を読み上げたという。
「今回の(定年延長)ことで政権と検察の関係に疑いの目が持たれている」
「国民からの検察に対する信頼が損なわれる」
「検察は不偏不党、公平でなければならない。これまでもそうであったはず」
「この人事について、検察庁、国民に丁寧な説明をすべき」
こうした趣旨の意見を述べたという。それに対して法務省の辻裕教事務次官は、「定年延長は必要であった」と述べるにとどまったという。
(中略)
それに対して神村氏と司法修習が同期の元東京地検検事、落合洋司弁護士はこう話す。
「神村氏は昔からすごく真面目で正義感が強い。黒川氏の定年延長は、めちゃくちゃですよ。検察内部でも定年延長を批判する意見を言う人は多々います。今回の検察長官会同で、黒川氏批判の意見を述べたことは、神村氏らしい。黙ってられなかったのだと思いました。神村氏の言ったように、検察の信頼が失われているのは事実ですよ。そういう意見に検察は耳を傾けてほしいと思いますね。それと同時に、意見した神村氏が左遷されたりしないようにと願うばかりです」
こちらにも重要記事があります。↓
https://www.47news.jp/4551154.html?fbclid=IwAR3I_-lTk7lUx6fdU5azT6hGdmht3x--dSc4O7Nr3Svb3pqTLoD6-UOstZ8