苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

傷ついた葦を折らず

 神はイスラエルを祭司の王国として立て、その国が公正をもって営まれることを期待された。不正義がまかりとおるのが、地上の国々の常である状況の中で、神の公義を証しするために。しかし、イザヤが預言者として遣わされた時代、その国はみなしご、やもめ、在留異国人といった社会的弱者の訴えが取り上げられることのない国になってしまっていた。
 しかし、神が遣わしてくださる「彼」キリストは、傷ついた葦を折らず、くすぶる燈心をかかげて、公義をもたらすお方だ、とイザヤは告げる。私たちは、キリストのからだとして、地にあってキリストの公義を証しする任務がある。