苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

イエスは誰なのか

5:16 このためユダヤ人たちは、イエスを迫害した。イエス安息日にこのようなことをしておられたからである。
5:17 イエスは彼らに答えられた。「わたしの父は今に至るまで働いておられます。ですからわたしも働いているのです。」
5:18 このためユダヤ人たちは、ますますイエスを殺そうとするようになった。イエス安息日を破っておられただけでなく、ご自身を神と等しくして、神を自分の父と呼んでおられたからである。(ヨハネ福音書5:16―18)

 ベテスダの池のほとりで38年間病を抱えて失望の中に臥せっている人がいた。主イエスは、彼に「起きて、床を取り上げて歩きなさい。」とお命じになって、立ち上がらせた。その日が安息日だったので、このユダヤ人たちが問題にした。
 ところが主イエスは、彼らに説明するに、天の父なる神は安息にも働いていらっしゃるから自分も働くのだとおっしゃった。創造主をわが父として、自分はその実子なのだとされたのである。イエスが愛の人であり、多くの癒しを行われたから、イエスユダヤの指導者たちの妬みを買ったのではない。イエスがご自分を創造主なる神と等しいものとしたからこそ、創造主のみを信じるユダヤ人たちは憤激して、イエスを迫害し、ついには十字架につけて殺してしまった。
 イエスが生ける神の御子であることは、生まれながらの人間には隠されている。父が明らかにされなければ、人はそれを悟ることができない。