苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

浦島太郎

今朝は妻と、教会に来ている子どもたちの学校の学芸会に行って来ました。今は「学習発表会」と呼ぶそうですが、まあ、中味は学芸会です。子どもたちは4年生で、なんと101名で浦島太郎の劇をしたのです。101名を全員参加させて、それぞれの児童の持ち味を出すために、先生たちはたいそう工夫なさったのだと感心しました。
浦島太郎が竜宮城に行き、タイやヒラメの舞い踊りを見るところで、イカの墨をつかったお習字パフォーマンス、タコ踊り、クラゲなどなどたくさん得意技を見せてくれました。
玉手箱をもらって帰ってきた太郎が、浦島という家をさがしても見当たらず、いろいろな人に聞いてもわからなかったとき、S君は、おばあさん役で、「もう三百年も前、浦島太郎という人が漁に出たまま帰ってこんかったということを、ばあさまに聞いたぞよ。」という最後の大事なセリフを言っていました。なかなかよかったです。

それにしても、浦島太郎を読んだり見たりするたび、なんで乙姫は太郎に、絶対開けてはいけない玉手箱なんて土産に持たせたのだろう?と考えてしまいます。自分を捨てて去って行く太郎に対するうらみ?ですかね。

それから、猿の惑星の「浦島効果」のことも思い出しますね。いろんな意味で不思議なお話です。