苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン12月19日  頼るべきお方に頼るべし

 久々にローズンゲン。

イザヤ31:6

31:6イスラエルの人々よ、主に帰れ。あなたがたは、はなはだしく主にそむいた。

 イスラエルが主に叛いたとはどういうことなのか。この節の前の1−3節を見ると、次の通り。

31:1助けを得るためにエジプトに下り、
馬にたよる者はわざわいだ。
彼らは戦車が多いので、これに信頼し、
騎兵がはなはだ強いので、これに信頼する。
しかしイスラエルの聖者を仰がず、
また主にはかることをしない。
31:2それにもかかわらず、主もまた賢くいらせられ、
必ず災をくだし、その言葉を取り消すことなく、
立って悪をなす者の家を攻め、
また不義を行う者を助ける者を攻められる。
31:3かのエジプトびとは人であって、神ではない。
その馬は肉であって、霊ではない。
主がみ手を伸ばされるとき、
助ける者はつまずき、
助けられる者も倒れて、皆ともに滅びる。

 主は、イスラエルに対して「馬を求めてエジプトに帰るな」と申命記において予め警告しておられた(17章)。東方の大国からの圧迫に対抗するために、自らの独立を放棄してエジプトの支配下に置かれてはならない。ご自身がエルサレムを守ると言われるのである。

31:4主はわたしにこう言われた、
「ししまたは若いししが獲物をつかんで、
ほえたけるとき、
あまたの羊飼が呼び出されて、これにむかっても、
その声によって驚かず、
その叫びによって恐れないように、
万軍の主は下ってきて、
シオンの山およびその丘で戦われる。
31:5鳥がひなを守るように、
万軍の主はエルサレムを守り、
これを守って救い、これを惜しんで助けられる」。

 しかし、イスラエルは主の約束を信じず、エジプトに頼ろうとした。そして滅ぼされた。
 頼るべからざるものに頼るな。頼るべきお方に頼るべし。