苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン10月19日  みなしご、やもめ、在留異国人を

詩篇146:
口語訳
主は寄留の他国人を守り、
みなしごと、やもめとをささえられる。

新改訳
【主】は在留異国人を守り、
みなしごとやもめをささえられる。

新共同訳
主は寄留の民を守り、みなしごとやもめを励まされる。

 みなしご、やもめ、在留異国人は社会的弱者の代表であり、主なる神はこういう人々を格別たいせつに守られる。みなしご、やもめ、在留異国人をたいせつにする政府があれば、それは、神のみこころにかなう政府であり、彼らをないがしろにする政府は、神のみこころに反逆する政府である。北イスラエル、南ユダ王国が滅ぼされた原因となった罪は、偶像崇拝だけではない。その時代、みなしご、やもめ、在留異国人の訴えが取り上げられず、社会正義が行われなかったことがもうひとつの罪であった。その政府は呪われ滅ぼされた。
 ベルリンの壁が壊れ、対抗馬がいなくなってのぼせ上がり暴走する資本主義経済、市場原理主義経済によって、日本における経済格差はきわめてはなはだしくなり、子どもたちのうち6人に1人は貧困という社会に転落してしまった。 http://matome.naver.jp/odai/2131289198845678101 一日16時間労働のシングルマザーが「死ねと言われているようなものですね」と言っても平気な政府 http://matome.naver.jp/odai/2131289198845678101 。 在日韓国人を標的にヘイトスピーチが繰り返されても、放置する政府。
 謙遜に憲法を重んじ、自由と平等のバランスをわきまえ平和を重んじる、賢明な為政者が立てられるように、祈る。