苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン10月17日  主の真実に信頼して

申命記18章9ー14節

口語訳
18:9あなたの神、主が賜わる地にはいったならば、その国々の民の憎むべき事を習いおこなってはならない。18:10あなたがたのうちに、自分のむすこ、娘を火に焼いてささげる者があってはならない。また占いをする者、卜者、易者、魔法使、 18:11呪文を唱える者、口寄せ、かんなぎ、死人に問うことをする者があってはならない。 18:12主はすべてこれらの事をする者を憎まれるからである。そしてこれらの憎むべき事のゆえにあなたの神、主は彼らをあなたの前から追い払われるのである。 18:13あなたの神、主の前にあなたは全き者でなければならない。 18:14あなたが追い払うかの国々の民は卜者、占いをする者に聞き従うからである。しかし、あなたには、あなたの神、主はそうする事を許されない。


新改訳
18:9 あなたの神、【主】があなたに与えようとしておられる地に入ったとき、あなたはその異邦の民の忌みきらうべきならわしをまねてはならない。
18:10 あなたのうちに自分の息子、娘に火の中を通らせる者があってはならない。占いをする者、卜者、まじない師、呪術者、 18:11 呪文を唱える者、霊媒をする者、口寄せ、死人に伺いを立てる者があってはならない。 18:12 これらのことを行う者はみな、【主】が忌みきらわれるからである。これらの忌みきらうべきことのために、あなたの神、【主】は、あなたの前から、彼らを追い払われる。 18:13 あなたは、あなたの神、【主】に対して全き者でなければならない。18:14 あなたが占領しようとしているこれらの異邦の民は、卜者や占い師に聞き従ってきたのは確かである。しかし、あなたには、あなたの神、【主】は、そうすることを許されない。


新共同訳
あなたの間に占い師、卜者、易者、呪術師などがいてはならない。これらのことを行う者をすべて、主はいとわれる。
申命記18章10,12節

 口語訳、新改訳は新共同訳で提供されたテキストの前後もあわせて掲載しておいた。イスラエルの民が入植しようとしている地は、オカルティズムの蔓延している地だった。主は、占いをする者、卜者、まじない師、呪術、霊媒、口寄せといった類のことを、忌み嫌われる。日本では今日も占いの類が花盛りで、朝、ラジオやTVでは、「ナントカ座生まれの人の、本日のラッキーカラーは赤です」などといったことを言っている。たいていの人は「めくじらたてることはない。単なるお遊びにすぎない。」というのだろう。だが、実は、人はこの手のことに心縛られるものなのだ。その占いにしたがって赤い服を着て外出して、たまたま街角で意中の人とばったり出会ったりすると、ふと「ああ、やっぱり今日は赤がラッキーだ」などと心の中でつぶやいたりする。するといけない。すっかり毎朝告げられる占いに心奪われ、縛られ、心も行動も自由を失う。そして、神に信頼することを忘れ、占いのことばに信頼するようになる。偶像崇拝である。神が、オカルティズムを禁じたまう理由はこれである。
 オカルティズム、偶像崇拝の背景には、悪魔と悪霊たちがいる。思いあがった結果堕落した悪しき霊たちは、人々の心を神からそらせ、自分のほうにひきつけたいと願っている。占い、呪術の類は彼らの罠である。
 オカルティズムが提供する今日の知識にではなく、今日一日を支配したまう主のご真実に信頼して、きょうを生きよう。