苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

ローズンゲン8月26日   つりあわぬくびき

歴代誌下18章4節

口語訳
ヨシャパテはまたイスラエルの王に言った、「まず主の言葉を求めなさい」。

新改訳
ヨシャパテは、イスラエルの王に言った。「まず、【主】のことばを伺ってみてください。」


新共同訳
ヨシャファトはイスラエルの王に「まず主の言葉を求めてください。」と言った。

 南王国の神を愛するヨシャパテ王は、北王国の偶像を愛するアハブ王と同盟を結んでいた。アハブハいっしょに戦に出ようと誘った。しかし、ヨシャパテは主のみこころはどうなのだろうか、と心が騒いでならない。戦に出ようというのに、アハブが主のことばを求めようともしない。聞けば、アハブに関して不吉なことばかりを告げる預言者イムラの子ミカヤという人物がいるという。実際に召して話を聞けば、果たして彼はアハブの敗北と滅びを告げた。
 「高度な政治的判断」によったのだろうが、神を愛するヨシャパテが、神に反逆するアハブと同盟を結んだことが間違いだった。それはつりあわぬくびきだった。個人的なことについても教えられるし、また、この時節にあって「集団的自衛権」のことも思い浮かぶ。