苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

巨大な発泡スチロール・スピーカー


 数年前ある方からいただいて礼拝堂で使ってきた1972年製ヤマハ・エレクトーンが6月ころに壊れてしまいました。アンプが壊れたようですが、部品もなく修理不能ということなので、あきらめることにしました。発売当時は最高級機だったそうです。
 で、解体したら、巨大なスピーカーが出てきました。円形でなくいびつなかたちで、40センチ×60センチくらい。振動する部分がなんと発泡スチロールで、紙でないので劣化していません。調べてみると、NS(ナチュラル・サウンド)シリーズというものだそうです。アンプをつないでCDを鳴らしてみたら、実に落ち着いた癖のない良い音色。それでなんとか生かせないかと考えて、(まだ手に入れていない)後継の小さなオルガンにつないで使ったらどうかなというふうに思うようになりました。
 このNSシリーズのスピーカーは、スピーカ自体が巨大なのでボックスが要らない、という常識を超えたものです。ボックスをつけても開放型。それで、エレクトーンのボディを解体して、むき出してオルガンの横に立てておけばいいや、といったんは思っていたんです。
http://asoyaji.blogspot.jp/2011/02/yamaha-ns.html

 ところが、息子が「むき出しじゃ格好悪いよ」というので、「そっか・・・」と、礼拝堂をぐるりと見回したらひらめきました。遺されたエレクトーンの椅子の下に入るように、スピーカーのくっついた板を切り整えて、布を張りなおしてはめこむことにしました。
 ボリュームペダルの四角い穴は、エレクトーンの名残でご愛嬌と思っていたんですが、妻が「ふちを落として余った布の柄をあわせて貼り付ければいいわよ」とアイデアをくれたので貼り付けてみました。
 思ったよりもうまくできました。試行錯誤を含めて作業時間4時間半。



<追記>
 この巨大なスピーカーの虜になってしまった人のブログを見つけました。
http://aspect.blog.so-net.ne.jp/2009-06-01