安倍政権の二人の女性閣僚が、芝居に接待したり、ネギやワインやうちわを贈りったりして、選挙民を買収したかどで、辞任となった。それでマスコミは事細かに報道して大騒ぎしている。たしかに問題であり、辞任も当然であろう。
けれども、この違和感はなんだろう?
世界の衆人環視のなかで「原発はコントロールされている」とか「放射能はブロックされている」と大嘘をついて日本の国際信用を失わせたり、法制局長官の首をすげかえて無理やり憲法9条の解釈を変更したりするほうが、国の運命を左右するはるかに重大問題なのに、マスメディアが大人しくしていること、そのことに対する違和感である。