苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

朕ハ国家ナリ?

 安倍首相がますます独裁者として暴走しています。国会審議はおろか、閣議決定すらも要らない、「わたしが政府だ」「朕ハ国家ナリ」といわんばかりです。
 国防に関する考え方はいろいろありえたとしても、三権分立の破壊、独裁はあってはなりません。主にある兄弟姉妹、主が首相の暴走をとどめてくださるように祈りましょう。


 安倍晋三首相は、他国を守るために武力を使う集団的自衛権の行使容認を、憲法解釈変更の見解をまとめる「政府方針」に明記する方針を固めた。実態は内閣全体の了解を得ない「首相見解」だ。首相がこのタイミングで「政府方針」と銘打って自らの見解を出すのは、閣議決定で「集団的自衛権」の明記は譲らない、という考えをはっきり示す狙いがある。

 首相は、この方針をもとに与党との協議に入り、6月22日が会期末の今国会中に行使容認の閣議決定を目指す。しかし、公明党は行使容認に強く反対している。閣議決定の文書に「集団的自衛権」の言葉が含まれること自体にも反対だ。今後、首相と公明党との対立が激しくなるのは間違いない。

 安倍首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」は、大型連休明けの5月中旬にも、首相の意向に沿った内容の報告書を発表。その後、首相は間を置かずに自公両党に対し、「政府方針」を示す考えだ。その中で、首相は「必要最小限度」の自衛権集団的自衛権の一部が含まれる、などとする憲法解釈の変更を打ち出す方針だ。(朝日新聞2014年5月2日 より抜粋)