苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

コレはシャコ?

追記>以下の文章は大間違いの文章であることが、コメント欄での指摘からわかりましたが、おもしろいので記念として載せたままにしておきます。訂正は下の方に。
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しゃこが自分で産まなかった卵を抱くように、
公義によらないで富を得る者がある。
彼の一生の半ばで、
富が彼を置き去りにし、
そのすえはしれ者となる。(エレミヤ17:11)

 シャコなどという生き物が聖書の中に出てきていることに、今になって気づいた。ヘブル語でコレ(コーレ)というそうで、聖書には一回しか出てこない。ほんとに、コレはシャコを指している言葉なのだろうか?シャコにはそんな習性があるのだろうか?・・・といったことが中学生のころ生物部にいた者としては気になる。また、私は子供のころ須磨に住んでいて、母は博多の出身だったから、シャコはたびたび食べたことがある。エビよりも少なくとも当時は値段はうんと安かったから、たくさん食べた。
 シャコはほんとうに自分で生まなかった卵を抱くのだろうか?調べてみたけれど、今のところ真相はよくわからない。筆者は聖書の記事に疑問をもっているのではなく、コレをシャコと同定したことがよくわからないなあ、と感じているのである。今後、調べてみたい。
 シャコの生態について特筆されているのは、むしろそのパンチ力である。固い貝殻を打ち砕くパンチをあの小さいからだから繰り出すのである。

 このシャコはなかなか勇敢です。

追記
やっぱり、シャコが自分の産んだのでない卵を抱くというのは、ちがうみたいですよ。ほんとにコレはシャコを指しているのかなあ?


甲殻網―口脚目―シャコ科
 (前略)
オスは最後の第8胸脚部の付け根に長い生殖脚がある。五対の腹肢にはエラが発達しているので、エビやカ二類のように卵を抱く事は出来ない。


産卵
 (前略)
メスは巣穴の中で仰向けになって産卵を行い、2〜3時間かけて紐状に連なった2〜10万粒の卵を産む。
産卵を終えたメスは起きあがり、卵塊になったものを第三〜五胸脚でグルグル回して直径10cm程の円盤型にし、卵は一層に並ぶ。
メスは卵塊を放り投げたり手繰り寄せたり折りたたんだりして、新鮮な海水にさらす。孵化するまで水温20度で約3時間だが、その間は餌も取らずに守り続け、熱心な卵の世話をする。
http://www.maruha-shinko.co.jp/uodas/syun/14-shako.html

 ところが、コメント欄でこのシャコはあの甲殻類のものではなく、鳥のシャコではないかとご指摘をいただきました!なんだ。鳥なんですね。
 シャコという鳥は他の鳥が生んだ卵を抱くという習性があるということなんですねえ。ホトトギスに卵を産み付けられてしまうウグイスやオオヨシキリみたいに。

鳥のシャコ