苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

戦後、もっとも重大な選挙

 今回の参議院選挙は、まちがいなく戦後もっとも重大な選挙である。与党が憲法改正の発議を好き勝手にできるようにするための96条改変を企てているからである。改憲勢力が、今回の選挙で参議院の3分の2を占めたばあい、「96条改正」(改憲草案100条)を打ち出すことになる。自民党は公約として、憲法改正を打ち出している。

自民改憲草案百条
この憲法の改正は、衆議院又は参議院の議員の発議により、両議院のそれぞれの総議員の過半数の賛成で国会が議決し、国民に提案してその承認を得なければならない。この承認には、法律の定めるところにより行われる国民の投票において有効投票の過半数の賛成を必要とする。

 その先に、予定している改憲のおもな内容は、つぎの三点。
1.天皇元首化
2.基本的人権の抑圧
3.集団的自衛権(米国の戦争の下請けをする権利)・自衛隊の防衛軍化

 
 憲法問題以外にも、原発とTPPという重大問題があるのだが、どうも国民は景気の動向にしか関心がないのではないかと思えてならない。


参照 「憲法憲法であるための96条」
    http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20130506/p1


   「憲法改正に特別多数は世界の常識」
    http://d.hatena.ne.jp/koumichristchurch/20130314/p2