苫小牧福音教会 水草牧師のメモ

聖書というメガネで、神が造られた世界と人間とその歴史を見てみたら、という意識で書いたメモです。

イエス様の髪の毛

 主はまたモーセに言われた、 「イスラエルの人々に言いなさい、『男または女が、特に誓いを立て、ナジルびととなる誓願をして、身を主に聖別する時は、ぶどう酒と濃い酒を断ち、ぶどう酒の酢となったもの、濃い酒の酢となったものを飲まず、また、ぶどうの汁を飲まず、また生でも干したものでも、ぶどうを食べてはならない。 ナジルびとである間は、すべて、ぶどうの木からできるものは、種も皮も食べてはならない。
 また、ナジルびとたる誓願を立てている間は、すべて、かみそりを頭に当ててはならない。身を主に聖別した日数の満ちるまで、彼は聖なるものであるから、髪の毛をのばしておかなければならない。」民数6:1−5


 ナジル人は誓願の日が満ちるまで、ぶどうの実でできたものは食さず、髪の毛を切ることもしなかった。それがどういうことを意味するのか、よくわからないけれど、「もの断ち」をすることで、ただひたすらにひたむきに神に献身をする。
 思い出すのは、主イエスが最後の晩餐のときにおっしゃったことば。「みな、この杯から飲め。 これは、罪のゆるしを得させるようにと、多くの人のために流すわたしの契約の血である。 あなたがたに言っておく。わたしの父の国であなたがたと共に、新しく飲むその日までは、わたしは今後決して、ぶどうの実から造ったものを飲むことをしない」(マタイ26:27−29)。
 イエス様は、ひたすらにひたむきに私たちの救いのために、今日も労していてくださる。
 二千年が経ち、イエス様の髪の毛は、今はどれほど長く伸びているのだろう。

「そのかしらと髪の毛とは、雪のように白い羊毛に似て真白であり、目は燃える炎のようであった。」   黙示録1:14